現在の会社に入社したころはかなり忙しく、残業、出張や休日出勤を頻繁にしていました。
学生時代に奨学金を借りていたので、繰り上げ返済も可能となりかなり早くに完済でき、当時は本当に助かりました。
バランスシートで考えても、負債を抱えていた状態から負債がなくなった状態にまでできたということです。
それでも遣う暇もなく、貯金することができました。労働収入があったのは、ある意味いい時代でした。
たまった貯金を活用しようと思い、海外にも出張があるので、当時利率も8%程度と割とよかった外貨預金を思いつきました。
外貨があれば、預金を現地でも使用できるのではないかと、単純な発想からでした。実際は一度も使用しませんでしたが。
当時は、Google検索も浸透しておらず、よくわからなかったので思い浮かんだのが、外貨といえば外資のシティバンクでした。
口座開設した当時は、1USD=140円台で預金したと思います。日本円よりも金利が高く、増える速度も速いのかと思っていました。
外貨預金で気を付けなければならないのが、為替レートが変動し元本割れがあります。
また為替手数料(日本円->米ドル、米ドル->日本円)も発生します。
その後見事に、1USD=110円台まで円高になりました。
外貨投資の専門家であれば、過去のレート推移からある程度予測して投資するところでしょうが、なんせ素人にはその発想すらありません。
日本円の預金のように、とりあえず預けておけば勝手に増えると思いきや、預ければ預ける程損失が増えてゆきます。
損失を出さないように、高金利の投資信託などに商品替えもしました。
が、元本割れの速度は速くなかなか追いつきません。為替レートの推移すら知らずに預金(投資)していたわけです。
ある意味塩漬け状態のまま、その後数年預けることになります。
現在では、米ドル預金が日本円とほぼ変わらない金利ないので、元本割れのリスクを取ってでも預金する投資ではないような気もします。
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